10ml 500ドルのラベンダーの精油!?

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夏といえばラベンダーの季節♪ と言いながら、すでに秋に差し掛かってるこの時期に紹介するのも変な話なのですが。。^^; 真正ラベンダーで知られるイングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia)は、湿度の少ない涼しい夏、そして湿度の高い冬を好みます。ですので、地中海性気候が最も相性が良いと言われているんですね。ラベンダーの精油は、フランスやブルガリア、ギリシャ産がよく知られています。ですが、世界中あちこちにラベンダー畑があり、ニューヨークでも毎年夏はキレイな花を咲かせていますね。意外ですが、ラベンダーは寒さにも耐性があるので、ニューヨークのようなマイナス10℃になるのが当たり前の地域でも、冬の間もきちんとケアしてあげれば根腐れせずに残ります。
さて、そんなイングリッシュラベンダーですが、そんな湿度の低い夏とは真逆の、高湿度な地域で育つラベンダー、スワンピーラベンダーはご存知でしょうか。真正ラベンダーの学名はご存知の通り、Lavandula angustifoliaですが、更に細かく品種名が付けられています。紹介していながら、私自身全ての品種を詳しく知らないのですが、このスワンピーラベンダーは品種(Variety)が”Swampy”という品種です。このSwampyという単語は沼地や湿地帯の、と言う意味を持ちますが、この品種はもともとオーストラリアのビクトリア州、マウントクレア(Mt. Clear)という地域にある、Long Swamp Lavender 農園を経営するネイル・チェースモアさんが、1999年に他の品種と交配したことで生まれた品種なのだとか。農園の名前のSwampからSwampy Lavenderと名付けたようです。この地域は湿度が年中通して高いようです。南半球なので、栽培の時期は10月後半から12月くらいだそうですが、調べたところ湿度が90%前後ととても高い印象ですね。そして、今回この品種のラベンダーの精油が抽出されたとのことで、アロマ界を賑わせていたのです。
これは、オーストラリアのヴィクトリア州にある小さな個人農園、Stone Rise Farmで抽出される希少価値の高いスワンピーラベンダーの精油です。この農園のオーナー、クリスさんはアロマ界ではそこそこ名の知れた精油の研究者でもあります。数年前のYoung Living社の偽和精油事件の時も、Facebook上で真相を解説されていたのを覚えています。さて、ではこのラベンダーの何が凄いのか、ということなのですが、あの精油界で有名なロバート・パパス化学者によると、このスワンピーラベンダーの植物自体も育てている人が少なくて珍しいそうですが、その上この精油に含まれる鎮静成分の一つ、Lavandulyl acetateの含有量が精油の中で最も高いとして、大絶賛していました。この成分は確かに、普通の真正ラベンダーなら2,3%が関の山です。ですが、このスワンピーラベンダーは10%以上ととても多いのです。
そして今回、2本の10mlのスワンピーラベンダーの精油が抽出されたとのことで、希少価値が極めて高いということで、ロバートパパス氏がFacebook上でオークションを始めたというわけです。パパス氏と農園のオーナーのクリスさんは仲が良いらしく、今回パパス氏が彼の農園のサポートとして行ったようですが、アロマ界では超有名なパパス氏が、Facebookでスワンピーラベンダーの珍しさと香の素晴らしさを投稿したところ、$20スタートで、瞬く間に数百ドルまでに価値が上がり、最終的には$500で落札されました。本当に一瞬でしたので、私は参加すらできませんでした。。2本とも$500でそれぞれ別の人に落札されたようです。
1本$500のラベンダーの精油がどんな香なのか、とても興味がありますよね。私自身、香を嗅いでいるわけではないので詳しくは言えないですが、このlavandulyl acetateはエステル類の成分で、鎮静ヒーリング作用が高く、ラベンダーならではのあのフローラルな香に強く貢献している成分で知られています。ですので、ラベンダー香が顕著な上品なフローラル調の香りなのだろうなと勝手ながら思います^^
ちなみに、このStone Rise Farmは、ラベンダーの他にも、ローズマリーやヘリクリサムなど、正に地中海地方で良く育つ植物を栽培し、精油やハイドロソルを販売しています。きっと来年もスワンピーラベンダーの精油が蒸留されることと思います。私もいつか試してみたいなと思っています。興味のある方、ぜひホームページを見てみてくださいね。

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