ロサンゼルスでのアロマ談 その4

by

さて、最後の2回のセッションは、自分も疲れてくるのを見越して、少し楽できるようにとクラフト作りを行いました。クラフト作りは材料を持っていったり、大変かなと思っていましたが、小さな香水作りの荷物はそこまで大変ではなく、クラスでは色々ありましたが、生徒さんにはとても楽しんで、喜んでもらえました。

3回目の生徒さんは、男性も数人いらっしゃいましたがほぼ女子クラス。この回は若干人数が少なく、皆さん大人し目の方々ばかりで、きちんと話も聞いてくれて、話を1回で理解して下さるという、とても手のかからないクラスでした。なのでたくさん写真を撮る時間もありました♪

 

クラフト作成と言っても、エモーショナルアロマセラピーということで、アロマセラピーをどう感情に対して役立てていけるか、をトピックに、アロマセラピーの基礎知識や香の論理の講義を行った後、それに使えるクラフト作りということで香水作りを行いました。使う精油は基本的に、オレンジ、レモン、ラベンダー、ローズマリーに絞って行いましたが、どうしても香りの嫌いという方には特別、個別に私に聞くようにお伝えしていました。

そして最後の4回目のセッション。これがこの日一番、自分の講師力を試された回だったかと思います。結果的に、多くの反省点が見つかり、今後も生かしていけるだろう、起こりうる問題と解決法も得ることができました。最後のセッションは終わりに近いこともあり、ゲストスピーカーの方も帰ってしまうことが多く、いくつかのブースはクローズ。アシスタントの方も、多くの生徒さんが帰ってしまうかも、と聞いていたので、生徒さんが時間通り来ないなら私も帰ろう、なんて考えていたわけです。ですが、時間前にちらほら入ってきたと思いきや、すぐに定員くらいの人数になったので、”皆さんが早めに帰れるように、早く始めましょうか” と5分くらい前に始めたのです。

この回もエモーショナルアロマセラピーだったので、基礎と論理から始めたのですが、クラフト作りに入りますよという時に、途中で更に追加の生徒さんがドドっと。ブースには会食場のような3つの長机があり、全てのテーブルにたくさんの生徒さんが散らばって座っていました。そして、そのまま3つのテーブルで、それぞれクラフト作りをしていただきました。しかし、ここで問題が発生。クラフト作りはステップごとにみんな一緒にやっていく予定だったのが、途中参加の生徒さんから”分かりませーん!”という質問が。そしてそれを対応していると、また別のテーブルからも同じ”分かりません”の質問が^^; そんなこんなで対応しているうちに、早く次のステップに進みたい生徒さんが、”次やっていいですかー?”の声が。ちょっと待ってて下さい。と言いながら、遅れている生徒さんのフォローアップをあっちこっち行っているうちに、早い生徒さんが待てずに次へと、勝手にキャリアオイルや精油のキャップを開け始める始末。。

なんとか全員を同じラインまで持ってきて、“次は、この4種類の精油(オレンジ、レモン、ラベンダー、ローズマリー)から、私の用意しているサンプル香水とレシピを見て試しながら、好きなようにブレンドしてください。どうしても香が嫌いな方は個別に私(壇上)のところまで来てください。” と言うと、それぞれやり始め、これがこの回で唯一撮れた写真。

やっと一息つける、と思いきや、またもや “分かりませーん”  とか、“他の香ありますかー?”の声が。。そして、“どうやって精油を入れるんですかー?”という質問が。あれ?いったい何のことだろう、と思いきやびっくり! 生徒さんが精油のドロッパーを開けて、キャリアオイルオイル用の使い捨てスポイトで精油を入れようとしているんですね^^; ドロッパーを戻し、精油の垂らし方をお教えすると同時に、私のアロマの本当の初心者の方への指導力の低さを思い知りました。。

しかし、そうこうしている間も、別の場所では違う事件が起っているのです。“他の香ありますかー?” と言っていた生徒さんたちが、待てずに私の持っていた他の精油を許可なく試したり、使ったり。そして、“必ず聞いてくださいね、危険性もありますから。”と伝え、その生徒さんには特別に、別な精油を選ばせてあげました。その後、他の生徒さんの対応をしていると、なんと、既に1つ作り終えている生徒さん数人が、“1つ終わったので今度は別な精油で特別な香水を作っているんです” と、勝手に私の他の精油を使っている場面に遭遇。。そこで全体にがっつり一声。”クラフトは一人1つです!この4種類以外の精油は基本は使えません!それ以外の精油は、どうしてもという特別な理由がある場合に限りますので、許可なく他の精油に触らないように!” と言い、何とか最後まで終えることができました。

そして。。最後ブースの片づけで、アシスタントさんに手伝ってもらい、きれいになった教室で気づいたのは、“あらかじめ生徒さんに見せるために作っていったサンプル香水がない!” ということ。あらゆる質問や対応に追われて、すっかり私物管理ができていなかった自分を反省しました。持っていかれたのはサンプルだけでしたが、最悪の場合、他の物まで持っていかれてしまうことだって想定しなければなりません。講師をする以上、全ての生徒さんを目の届く範囲で指導する、これはとても大切だと考えさせられました。

これらを踏まえて、今回の反省点として

  • クラフト作りはできるだけ目の届く範囲に集まってやってもらう。
  • 途中から来た生徒は一か所に座らせる。
  • ルールは明白に、NG事項は最初から伝えておく。
  • 手順のステップごとに使うものだけを出す。
  • クラフト作成に使わない精油や私物は、見えないところにしまっておく。
  • クラフトのサンプルなど、生徒に見せたい私物は壇上のみで管理。

でしょうか。クラフト作り中は席を立ったり、騒がしくなったりで、一人を教えていると全体が見えません。クラフト作りは生徒さんをできるだけ近い範囲に集め、後から来た生徒さんは同じ疑問を持っていることが多いので、必ず1か所にまとめることが大切だと思いました。手順やルールは全員に明白に理解してもらい、進めるときもステップごとにみんな同じ速さで行い、そのステップで使わない基材や器具は出さないようにすること。早く終わった生徒さんが、それで遊び始めてしまいます。

そして、精油の種類は生徒さん一人一人の希望に沿いたい気持ちを抑えて、必ず決まった種類の精油のみでやってもらう。そうでなければ今回のように収拾がつかなくなってしまいかねません。最後の回の生徒さんは、カレッジ生がほとんどでしたから、自分をちょっとでも特別に、という意識が強いのは仕方がありません。マンツーマンや少人数のクラスとは違い、20人を超える大人数はできることが限られます。限られた種類でカスタマイズを楽しんでもらう、それが良いように思います。そして、使わないものや私物は、基本的に見えないところにしまい、サンプルとして見せたいものは、生徒さんに持っていかれないように、必ず壇上で管理することが大切だと思いました。少しでも、今後カレッジ生への講師としてお仕事される方のお役に立てればと思います。

とは言え、他の精油にも興味を持ってくれた生徒さんたちは、最後まで色々と質問をして下さって、私としてはそれがとても嬉しくもありました。ありがとう!と嬉しそうに帰っていく生徒さんたちを見られたことは、何にも変えられない幸せです。終わった後は、ゲストルームに戻り、コーディネータの方に、お疲れ様でしたの夕食に招いていただき、美味しい韓国パスタやサラダ、フルーツ、そしてボバティーをご馳走していただきました。 本当に美味しかったです♪

気づいたら長くなっていましたが、そんなこんなで色々ありましたが、とても素晴らしい貴重なアロマな経験をさせていただきました。また機会に恵まれたときは、ぜひやりたいなと思います。

 

You may also like