精油の学名について 2

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(Holistic Mom’s Aroma Lifeより)

さて、今日は前回の続きで、精油の学名に関する豆知識をご紹介します。前回は植物分類の、属名種小名が、植物の学名としてラテン語で表されていて、それを二名法と呼ぶことについてお話しました。今日お話しするのは、種小名の更に下に付くランク、亜種変種化学種(ケモタイプ)のお話です。亜種は別名SubspeciesということからSsp.と省略されることが多いです。変種はVarietyでVar.と省略されます。実はこの二つの厳密な違いは定められていなかったり、アロマセラピーのコースでは詳しくは学習しないので、書いている本人もよく分かっていないのですが、(← おいおい^^; 大まかな違いは、亜種は主に独自の地理分布を持つのに対し、変種は違う変種同士でも同じ地理分布に生育していることが多いそうです。(より詳しく知りたい方はハーバリストや植物学の専攻の方にお聞き下さい。。)精油で有名な亜種はヘリクリサム♪ ヘリクリサムの学名はHelichrysum italicumですが、厳密には、

Helichrysum italicum ssp. italicum
Helichrysum italicum ssp. microphyllum
Helichrysum italicum ssp. serotinum

などに分かれています。実際の植物からは見分けが難しく私には分からないのですが^^;アロマ界ではそれらを成分によって見分けます。ちなみに、私が使っているドテラ社のものは、一番上のssp. italicum。これは他の亜種と比べてエステル類の成分が多いのが特徴で、小さな子供にも、スキンケアにも安全に使えるのです。他のものはセスキテルペン炭化水素の成分が多かったりするので、スキンケアというよりは筋肉痛などの炎症に使われます。変種(Var.)はあまりお目にかかりませんが、橙から抽出される精油が有名ですね。ビターオレンジ、ネロリやプチグレンは全て同じ植物である、橙(Citrus aurantium var. amara)から抽出されますが、それぞれの抽出部位が違うので成分や香も違います。そして、この中で最もアロマセラピストには重要なのがケモタイプ(ct)。別名、化学種といったりもします。これは、全く同じ種から育った植物でも、育つ環境(温度や湿度など)によって違う種類分けがされる植物のこと。精油にすると成分表で中の成分の違いが歴然です。アロマセラピーで有名なのは、バジル、ローズマリー、タイムでしょうか。この中でもローズマリーは良く使う精油ですが、

Rosmarinus officinalis ct camphor
Rosmarinus officinalis ct 1,8 cineol
Rosmarinus officinalis ct verbenone

の3種類がよく見かけるケモタイプですね。その他、リモネンやボルネオールなどもあります。どのケモタイプも少なからず同じ成分が入っているのですが、その割合が全く異なります。これらは用途によって使い分けるのが望ましいですが、この中で1つ選ぶとすれば、よく使える1,8シネオールかなと思います。以前話題になった痴呆症とアロマの重要成分であるのが、この1,8シネオールというオキサイド類の成分です。随分昔に私のブログでも紹介したかもしれませんが、クラスルームでローズマリーの精油をディフューズすると、ディフューズしなかったクラスよりも数学のテストの結果が良かったという実験も♪その時の精油もこのRosmarinus officinalis ct 1,8 cineolです。1,8シネオールは脳の血流を良くするので、記憶力を助ける働きも期待できるのです♪ ちなみに、カンファーは筋肉痛や筋肉の攣りなどによく効く成分。ただし小さな子供や妊婦さんには取り過ぎ注意の成分です。ベルベノンは主に肝機能の向上に使われます。ぜひ次回精油を購入するときは、学名にも少し注目してみてくださいね^^

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