ペットとアロマに関するアドバイスについて

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今日もまた少しだけ、アロマ界でよく起こることに関して思うことについて書こうと思います。今日のタイトルをみればお気づきですが、犬や猫への精油の使用についてです。このトピックは随分前には、Facebook上でよく討論されていたように思います。ですが、近年は書店やオンラインでも動物へのアロマセラピーの書籍が増えてきていることによるからなのか、今はだいぶ落ち着いてきた印象ですね。日本でも犬や猫へのアロマセラピーについての書籍などがあるのではないでしょうか。

このトピックの論議は、精油を飲めるか飲めないかと同じくらい、両者対立しやすい内容ですし、この論争に終わりはないと思っています。私自身、その答えは分からないので、ここでは動物への精油の使用が正しい間違ってる、という視点ではなくて、セラピスト、プラクティショナーがこの話題に対してどう付き合っていけば良いのか、という視点で参考にしていただければと思います。

私は以前猫を飼っておりましたし、猫のいる部屋で精油をディフューズすることや、アロマスプレーで掃除をすることは日常茶飯事でした。そして、それにより飼い猫に悪影響や、副作用が出たということもありませんでした。ですが、猫に対して直接精油を塗る飲ませるなどの使用方法を取ることを一度もなかったのは、私個人の意見としては、猫に精油を使うことは、やはり人よりも嗅覚が敏感で、消化系が弱い猫に、同じように使うのは抵抗があったから、なのですね。私がそう考えるきっかけになったのが、今は亡き高山林太郎先生です。(ご興味のある方はこちらのブログをぜひ♪)ですが、この私の意見が万人に対して言えるとか、正しいとも思いません。

なぜ今日、私がこのような話をするのかということですが、単にこの質問をされることが多いから、ということです^^; 例えば、猫を数匹飼っている方から、ディフューズは大丈夫ですか?と質問があったこともあります。これに関しては、自身の経験があるので、できるだけ控える方が良いこと。でも自分は健康な成猫がいる部屋で1日数時間ディフューズしていたが問題なかったこと。などを伝えています。ですが、中には、犬の消化不良にブレンドオイルを飲ませても良いか、犬が体調が悪いので抗菌ブレンドを塗っても良いかなどの質問もあり、それに関しては私自身の体験がないのでお答えできませんでした。

質問して下さった方には直接ご連絡させていただいていますが、私はアロマセラピストですが、ペットへの精油の使用に関しては、経験がないので、聞いたことをお話しする以外できません。書籍や講義で拾った情報をお伝えすることならできますが、それが必ずしもクライアントの飼っているワンちゃん猫ちゃんにベストな処置かは分かりません。なぜなら、理由の一つ目は犬や猫の知識がないこと。そして2つ目は個々のペットの生まれ持ったバックグラウンドや、健康の歴史(病歴や体機能の異常など)がはっきりしないから。です。

私は獣医でもないので、犬や猫そのものの成長のステップ、免疫システムや、人間と犬猫の嗅覚、消化機能の違いの知識が乏しいです。更に、犬や猫と言っても一概に全て一緒ではなく、人間でいう人種が違うと精油の経皮吸収率や副作用の出やすさが違うのと同様に、犬猫でも種類が違えば色んな違いが出てきても当然かなと。更に生まれ持って健康である確率は、人間よりも犬猫の方が断然低いでしょうし、障害まではいかなくても、健康上の問題が起こりやすいのは事実です。

例えば、私が以前飼っていた猫は、アダプトした時点で歯が弱いことが分かっていて、定期的に検査に連れて行かないと、細菌が入りやすく、気づかず炎症が進んでいたなんてこともありました。そして12歳のある日、頻尿が突然出始め、かかりつけの獣医などしてみましたが、“原因は特に見当たりません。歳ではないですか?” といわれて終わりだったことも。。ですが歳と言っても、他の猫並みに元気はありましたし、なにより突然発生したのはなぜなんだろう。。なんて結局原因不明だったことも。また友人の猫の話では、5歳くらいの頃、急に元気がないので病院に連れて行くと、心臓が他の猫よりも大きいことが判明し、その日以来薬を服用しないとならなくなったなど、場合によっては獣医さんでも分からないような症状が出たり、元気だと思っていたら実は生まれつきちょっとした異常があった、なんてこともあります。人間と違い、犬猫のほとんどが病院で出産されるわけではないので、動物たちの親や生まれたときの正式な記録など残っていることは少ないです。

そういった理由から、私は安易にクライアントのペットへのアドバイスは控えているのです。もしも私が、“この精油を使ってみたらいかがですか?” とアドバイスしたことで、クライアントがその通りに精油を使ったら、それがトリガーとなり、今まで症状として出なかった体の異常が出てしまうことや、予期できなかった副作用が出てしまうこともあるかもしれません。そうした場合、例え免責事項でクライアントの自己責任となっていたとしても、アドバイスする側としても責任を感じますし、最も恐れていると言いますか、クライアントから信頼を失ってしまいます。ですので、私ならまずクライアントには、動物と人間が違うことを説明した上でで、完全に自己責任の上で行ってもらうことを承諾してもらうこと。それでも良いという場合に、自分の体験談や知り合いの体験談をお伝えしたり、信頼のおけるペットとアロマセラピーの書籍やブログなどがあれば紹介する、というスタンスにしています。

もちろん、既に犬や猫を飼っておられる方が、ご自身の経験があれば、それをご紹介するのはもっとも信憑性もありますし、説得力もあります。気を付けるのは、全ての犬猫が同じではないことを説明して、精油の使用は自己責任で、体験談はあくまで参考程度にしてもらうこと。そして、アドバイスする側の自分の知識や経験の範囲内で勧めること、それさえしていれば、何か問題が起こることはないかと思います。

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